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これから企画書を作成する際に知っておきたい必要最低限のポイント

事業計画やイベントのような会社にとって大きなプロジェクトを実行するのに必要なのが「企画書」です。企画書がしっかりと作られていれば、プロジェクトにいたるまでの作業やスケジュールがスムーズに進みます。

そこでこの記事では、企画書を作成する際に知っておきたい必要最低限のポイントについてご紹介します。企画書の構成や書き方、広告企画を立てる時のポイントについてもあわせて解説し、企画書の基本を押さえていきます。



目次

  1. 企画書が果たす役割
  2. 企画書の構成
  3. 広告企画を立てる場合のポイント
  4. 企画書について相談するなら総合広告会社に頼るのもポイント
  5. まとめ

企画書が果たす役割

企画書が果たす役割は高く、何かを企画する際には作成するのが鉄則です。企画書を作成すればスケジュールや予算、現状分析といった要素が明確になり、関係各位の賛同を得られやすくなります。


ビジネスの課題を整理するため

企画書を作成することで、現状や課題を整理することはできます。プロジェクトを実施する背景には問題点や課題があり、それらを改善するために企画は立てられます。

企画書を作る際に「ビジネスの現状と課題点」が整理され、解決策としてプロジェクトを計画するという流れが作れます。課題が明確になれば、社内外の関係者にプロジェクトの有用性を強くアピールできます。

従業員と連携を取るため

企画書はプロジェクトの具体的な計画や目的を関係者に周知すると同時に、賛同を得るためにも必要です。プロジェクトは自分一人で実行するわけではありません。社内の従業員や外注先の方々の協力が不可欠です。

企画書があれば「何をしたいのか」「どういった計画なのか」といったことを正確に伝えられます。関係者と情報を共有するためにも、スケジュールや予算、目的が書かれた企画書を準備しましょう。

利益を確保するため

企画書は利益を得るためにも必要不可欠な書類といえます。イベントや新商品の提案、事業計画に関する企画書は会社の収益に直結する書類です。

たとえば、新商品を提案する場合、顧客に採用されることで収益が発生します。そのためには、提案力の高い企画書が必要です。さらに信頼性のあるデータや市場調査の裏付けがあれば、企画書の説得力が増し、相手先も納得して受け入れてくれるでしょう。質の高い企画書を作成することによって、会社に利益がもたらされます。


企画書の構成

初めて企画書を作成する方の中には、何から書けばいいのか分からないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。企画書にはある程度決まった構成があるので、それを参考に作成すれば、しっかりとした形の企画書になります。構成は6項目で成り立っており、提案力の高い企画書にはどれも重要な項目です。

導入

最初の項目は導入です。プロジェクトの目的や背景を記入しましょう。目的や背景が明確に書かれていると、より説得力のある企画書になります。

導入は企画書の中で最初に読む項目です。導入で関心を引ければ、内容も興味を持って見てくれるでしょう。その後のプレゼンテーションのためにも重要な部分といえます。

現状

導入の次は現状を記入しましょう。何かを企画する動機として、現状の課題を改善したいという理由が考えられます。「現状がどうなのか」「何が課題なのか」「現状をどう変えたいのか」といったことを、データを用いて解説します。

使用するデータは信頼性の高いものだと説得力が増します。公共機関や新聞、プレスリリースのような信頼性の高いデータを利用しましょう。

目標

目標とは最終的なゴール地点です。売上高や効果の目標を数値化して具体的に示します。売上高は「月間売上高〇〇円」、効果は「月間アクセス数〇〇件」「新規契約数〇〇件」といった形で表しましょう。具体的な目標であるほど説得力が増し、相手の賛同を得られやすくなります。

目標を達成する方法

次は目標を達成するための方法を書きましょう。企画書の中でも重要部分で、内容によって相手の印象が大きく変わります。具体的で説得力のある方法が示されていれば、相手側も安心して受け入れてくれます。一方、抽象的だと「本当に目標達成ができるのか」と不安を与えてしまいます。

企画を進める上で必要なもの

企画を進める上で必要なものをすべて記載すれば、プロジェクトがスムーズに進行できます。イベント企画の場合、マイクやパソコンといった「備品」やイベントにかかわる「人員」が必要です。必要なものがないと企画が実施できない恐れがあるので、漏れのないよう確実にリストアップしましょう。

目標を達成するためのスケジュール

企画開始からどのくらいの期間をかけて実施するのか記載します。なるべく具体的なスケジュールを提示したほうが企画はスムーズに進みます。曖昧なスケジュールだと、本当に予定どおりに進んでいるのか分からなくなる恐れがあります。

相手によく見せたいからといって、実現不可能なスケジュールを提案することはやめましょう。トラブルの発生や社内環境を考慮して、無理のないスケジュールを組むことが大切です。


広告企画を立てる場合のポイント

企画書にはさまざまな種類があります。事業計画書、商品企画書、イベント企画書なども重要ですが、インターネットの普及にともなって、広告企画を立てる機会が増えているのではないでしょうか。

スマートフォンやタブレットでの情報獲得が日常となった現代では、消費者の購買行動の変化に合わせた広告戦略を立案する重要性が高まっています。ここでは、広告企画を立てる場合のポイントについて見ていきましょう。


媒体・目的・ゴール・広告効果の関連づけと明示

広告企画を立てる場合には、どのような媒体に広告を出稿するのかを明確にします。ブランドの認知を広めるためなのか、販売促進につなげるためなのかという目的も明らかにすることが必要です。

目的によって、出稿すべき媒体や広告の内容が異なります。どのような広告効果が得られることがゴールかを設定するためにも、目的と媒体の設定をセットで行いましょう。

これらを総合的に分析して、出稿する広告の媒体・目的・ゴール・広告効果を関連づけて明示することが重要です。

マスメディアに出稿する場合のポイント

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌という「マス広告」で出稿する場合には、ターゲットが視聴する媒体であるかどうかを精査することが必要です。

テレビやラジオでは、どの番組内で流すかをあらかじめ決める「タイムCM」なのか、番組を指定しない「スポットCM」なのかでは費用や広告効果が異なります。

新聞や雑誌では、読者層とマッチすれば大きな広告効果が期待できますが、読み飛ばしされるリスクも踏まえておくことが重要です。

デジタル広告の活用と広告効果測定

ウェブサイト、SNS、メールマガジンなどに掲載するデジタル広告の場合、アドトラッキングツールやアクセス解析ツールを用いて広告効果を予測することが重要です。

広告効果を測定しなければ、デジタル広告が課題解決につながったかどうかが判別できません。施策の実施後に、効果測定を行うことも踏まえた企画を立てましょう。

メディアミックスによる広告戦略と販促戦略

マス広告やデジタル広告を単体で使うのではなく、複数を組み合わせた「メディアミックス」の広告企画を立てることも重要です。

テレビCMを打つ、これだけでビジネスの課題解決につながるとはかぎりません。実際には店舗内の広告やインターネット広告なども活用して、広告戦略と販促戦略をつなげていくことになるでしょう。

マーケティングの全体を加味したビジネスモデルの提案という性格の企画なのか、それとも商品単位での販売数増加といった部分的な課題解決のための企画なのかを、じっくりと検討しましょう。


企画書について相談するなら総合広告会社に頼るのもポイント

企画書はビジネス目標を達成する上でも重要な書類です。しかし、押さえるべきポイントが多く、頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。

特に、個人で行うのが難しいのがデータの収集と分析です。信頼性の高いデータを取得して現状分析したくても、もととなるデータが得られないと説得力のない企画書になってしまいます。そういったときは、総合広告会社に頼るのもひとつの方法です。

ライダース・パブリシティはマーケティングやプロモーションの知識やノウハウを幅広く有しており、市場調査によって信頼性の高いデータを提供することが可能です。データをうまく使えば企画書の説得力が増して、相手側により訴えかける内容になるでしょう。


まとめ

企画書を作成する際に知っておきたい必要最低限のポイントを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

企画書は会社の収益を増やすためにも重要な書類です。構成や書き方、コツを把握して説得力のある企画書を作ることが大切ですが、信頼性のあるデータが集まらない場合があります。

ライダース・パブリシティは、課題解決、ソリューション提案、マーケティングと幅広く業務を行っています。流通調査や生活者調査のような市場調査を行い、豊富な知識とノウハウで信頼性のあるデータを提供いたします。企画書のことでお困りでしたら、ぜひライダースパブリシティにご相談ください。

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