DSPとは、Demand-Side Platformの略称で広告出稿の費用対効果を高めたい広告主のためのサービスです。その仕組みとしては、ユーザーがDSP広告枠のあるサイトを閲覧すると、サイト側でユーザー情報（性別、年代、興味、行動履歴など）とともにSSP（サプライ・サイド・プラットフォーム）に広告をリクエスト、SSPは提携する各DSPにユーザー情報を提供、各DSPは登録済み広告の中からこのようなユーザーをターゲットとする広告を選択するなど、数ステップの過程を踏み、サイトに該当の広告が表示されます。つまり、受け身の広告配信形態でした。
近年では、かつてのようなユーザーアクセスを必要とせず、広告主側から能動的に特定の対象者をターゲティングして効率的に広告配信が行えるなど、より広告主にメリットがある仕組みへと変貌してきています。
目次
BtoBに最適なIPアドレスを駆使した広告配信
近年では、動的IP特定技術に基づくターゲティングにより、企業のIPアドレスを特定し、様々な業種や、特定の企業へのピンポイント配信、さらには役職や職種でのターゲティングが可能となります。また、DSP広告サービス会社により、さまざまな独自データベース(従業員数や売上高、資本金など)カテゴライズした情報を活用し、さらに精度アップしたターゲティングを実施しています。
具体的には企業・業種(△△株式会社、××メーカー、□□業など)や、学校(○○大学、4年制・短大、学部、エリア、偏差値など)単位、医療従事者(診療科目、診療科、施設など)、職位HR(経営層、役職者、総務、人事など)などさまざまな対象者に配信できます。
配信先は事業所のPC及び、自宅PCやモバイル端末など端末を跨いだ配信が可能です。(クロスデバイストラッキングにより判別の場合)
DMPと連携、BtoCにも最適な広告配信
BtoCの場合でも、DMPのオーディエンスデータ活用により数千種類のカテゴリから、必要項目を選ぶことでより精度の高い配信先ユーザーを特定できます。
デモグラフィック(年収、年齢、性別…)や職業(業種、職位…)、興味関心(健康、レジャー、ビューティー…)、購買履歴(グルメ、ファッション、エンタメ…)などからアプローチします。
例えば、マタニティ・新生児などに関わるメーカーであれば、妊娠中～出産後育児などのターゲットを割り出しさらに必要であれば、ユーザーのサイト閲覧履歴などから、幼児向けサービス受講者、小児科受診者などの詳細選定によるターゲティングが可能です。
上記の例はほんの一例で、好きな映画や音楽、TV番組などにまで実に様々なジャンル分けとなっておりターゲットの嗜好まで分析・選定できます。
その他特殊なターゲティング広告配信
例えば、その日の天候(天気や温度)に応じてバナーの切り替えや配信のON・OFF設定が可能です。例えば、雨の日に客足が遠のくことを予想し、“雨の日限定○○％オフ”などのバナーに切り替えるなどの迅速な対応も可能です。
その他、ユーザーが契約しているネット回線(フレッツ光、ADSL、CATV…)やキャリア会社(docomo、au、SoftBank…)、ISP(Yahoo!BB、OCN、BIGLOBE…)などへの配信も可能です。
さらにはユーザーが所有している車両メーカーや車種、スタイル、車検年度、登録エリア、走行距離などに、国勢調査データ(世帯主年齢、世帯年収、家族構成)をからめ、任意の対象車オーナーに向けての広告配信サービスも存在します。
多様化するDSP配信接続先媒体
広告配信プラットフォームの認定プログラムに基づいた、多くのターゲティング型DSP配信システム(SSP、DMP)。また、配信ドメインもユーザーのライフスタイルに応じた、ニュース・新聞系、ポータル・情報系、エンタメ系、ブログ系、女性系など多様化し、多くのユーザーに対しアプローチができます。
対応するバナーサイズも多種に渡り、アニメーションなどを使用することで視認性を高め、重要となる広告主のLPへの誘導を行います。
サポートはおまかせください！
私どもライダース・パブリシティ関西マーケティングプロモーション部では、過去の多くのDSPケーススタディをご提示し、広告主様のご予算に合わせたご提案をさせていただきます。DSP広告に少しでも関心を持たれましたら、是非お気軽にお声がけください。
（関西マーケティングプロモーション部 三浦）
