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WEBプロモーションは、まず何から始めるべきか?
WEB広告、SNS運用などの導入をお考えの企業様へ

すでにマス広告をしのぐ市場規模となったインターネット広告ですが、まだ導入されていない企業様、団体様は少なくありません。そこで、これからインターネットによる広告、販促(以下、WEBプロモーションと総称します)をお考えの事業者様向けに、WEBプロモーションについてまずご理解いただきたいことをまとめます。ご導入を検討するにあたって参考になれば幸いです。

目次

  1. WEBプロモーションの種類
  2. なぜWEBを使うべきなのか
  3. パートナーを選ぶ際の注意

1. WEBプロモーションの種類

Peatix Japan株式会社「2021年イベント調査レポート」 ※グラフ中の「ハイブリッド」は、リアルイベントとオンラインイベントを同時開催する形態を指します。

WEBプロモーションには様々な手法がありますが、代表的なものとして以下を押さえておくと良いでしょう。

① Google広告、Yahoo!広告(検索広告/ディスプレイ広告)

WEB広告にはいくつかのタイプがありますが、もっともよく利用されているのがGoogle、Yahoo!の検索広告です。

検索広告はGoogle、Yahoo!でキーワード検索した際、検索結果の上下に表示されるテキスト(文字)広告です。自社の商品やサービスに関するキーワードを登録しておくことで見込み度の高いユーザーに広告が表示できる、非常に費用対効果の高い広告メニューです。

ディスプレイ広告は、見た目はいわゆる「バナー広告」です。様々なサイト内の広告スペースにバナーを流し込み、画像や動画を使ってイメージ的な訴求をすることが可能です。

検索広告がクリックするユーザーの「質」を重視した広告ならば、ディスプレイ広告は「量」を重視した広告と言えるでしょう。

両者のコンビネーション、すなわちディスプレイ広告でユーザーの認知を拡大し、あわせて検索広告を実施することで、よりいっそう集客、獲得の効果を上げることが可能になります。

② SEO

SEOは「検索エンジン最適化」を意味します。こちらは広告に頼らず、自社サイトが特定のキーワード検索で上位表示されるように調整する施策で、検索画面から集客する手法です。目的は「検索順位を上げること」と思われがちですが、その結果として「見込み度の高いユーザーを自社サイトに誘導すること」と理解するべきでしょう。したがって、対策する検索キーワードの選定も重要です。

③SNS運用/SNS広告

SNSにはさまざまな人々の生の声が溢れており、近年は広告よりもSNSの情報をもとに商品やサービスを購入する人が増えています。

代表的なSNSはツイッター、インスタグラム、フェイスブックなど。これらに企業や店舗がアカウントを開設し、情報発信することが可能です。SNSの中には広告メニューもあるので、より幅広く確実に情報を届けたいならば、そちらを活用することも効果的でしょう。影響力の強い、いわゆる「インフルエンサー」に自社の商品やサービスの紹介をしてもらう方法もあります。

SNSはもともと会員同士の交流を目的としたサービスなので、あまりに広告色の強いメッセージを発信すると逆効果になることもあります。それだけに、SNS運用に長けたパートナーを選ぶことが重要と言えるでしょう。

③ LINE公式アカウント

お客様との関係をキープする方法として、LINEは強力なツールです。企業や店舗の公式アカウントを開設し、有益な情報をタイムリーに発信することで、再来店、再利用を促進できます。

上記以外にも、WEBを活用したプロモーション手法はたくさんあります。ですが、これから導入しようという企業様におかれては、まずこれらの手法の活用からご検討になることをお薦めします。これらは、すでにWEBプロモーションを活用されている企業様におかれても、基本的な手法としてキャンペーンの基軸に位置付けられているものです。

2. なぜWEBを使うべきなのか

WEBプロモーションが急速に普及した背景には、従来の広告にはないさまざまなメリットがあります。それらについて整理してご紹介します。

①低予算から実施可能で、なおかつ短い準備期間

マス広告や印刷物の広告は実施に少なくとも数十万円、出稿までに数ヵ月を要します。WEBプロモーションは、もちろん手法にもよりますが、小さな予算から始めることが可能で、印刷物に比べて短期間での準備も可能です。

また、「自社商品の購入数を最大化したい」、「とにかく多くの人にリーチして認知を獲得したい」等、広告には様々な目的がありますが、そのような目的に合わせた設定ができるメニューもあり、魅力的です。

②効果が数値で把握できる

広告配信の主なデータとして、インプレッション数(広告表示回数)、クリック数、コンバージョン数(獲得数)などが詳細に得られます。メニューによってはクリックした人の性別や居住地なども判明します。こういったデータから広告の効果が詳細に把握できます。

③ユーザーの情報収集の変化に適合

世の中の潮流、すなわち一般ユーザーにとってもっとも身近なメディアがテレビや新聞、雑誌からインターネットに移行している点も見逃せません。もちろん、マスメディアの影響力はまだまだ衰えていませんが、ユーザーはさまざまな手段を併用して情報収集しています。したがって、既存のマス広告や印刷物を活用しながらも、上手にWEBプロモーションを組み合わせることが重要になってきます。


3. パートナーを選ぶ際の注意

初めてWEBプロモーションを導入する際、多くの企業様は、これまでお付き合いのある広告代理店にまず相談するのではないでしょうか。WEBプロモーションは専門性が高いため、パートナーはクライアント様の課題解決に十分な知見を持っている代理店が理想です。お付き合い先がWEBプロモーションのパートナーとしてふさわしいかどうか、確認するためのいくつかの視点をご紹介します。

① 数値をもって広告の話ができるかどうか

前述のように、WEB広告は諸々のデータを入手することができます。データをもとに配信の諸設定に調整を加えることで、より効果を大きくできます。したがって、広告を扱う代理店には、データをもとに広告の効果を報告し、次回の提案ができることが求められます。

② 相手の理解に合わせられる「専門家」かどうか

「WEBプロモーションを導入するために専門業者を呼んでプレゼンしてもらったけれど、専門用語ばかりで何を言っているのか分からなかった」という声をたまに聞きます。たしかに、WEBは独特の用語も数多くあるのですが、初心者に理解してもらおうという姿勢のない会社は考えものです。たとえば効果が出なかったとき、専門用語で煙に巻くのでなく、なぜそうなったのかを分かりやすく説明できる代理店こそが、パートナーとしてふさわしいのではないでしょうか。

③WEB以外の知見もあるかどうか

WEBプロモーションが普及したといっても、プロモーションが「WEBだけ」という企業はなかなかありません。やはり既存の広告も活用しながら、全体として成果を上げることが重要です。また、そもそもWEBプロモーションが本当にそのお客様に合っているのかも分かりません。それだけに、「WEB以外も知っている」代理店は、より現実的にクライアント様のお役に立てるはずです。

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